マーラーが、1888年から1894年にかけて作曲した2番目の交響曲。
1894年に亡くなった、指揮者としての師である、ハンス・フォン・ビューローへ捧げられた曲であるが、ビューローの死の以前から、葬礼、という題名が付けられていた。
第1楽章は、緊張感を感じさせる低い弦の音で始まる。続けて、葬礼のような音楽。
マーラーは、第2楽章を始めるまでに、5分ほどの時間を空けるように指示している。第2楽章では、第1楽章とはうって変わって、静かな落ち着いた内容。
第3楽章は、スケルツォ。木管楽器の、不思議で印象的な音楽で始まる。その後は、民族音楽風なものなど、いろいろなメロディが登場する。
第4楽章は、歌曲集『子供の不思議な角笛』からの月光という曲が使われている。
第5章は、マーラーお得意の大音響で始まる。途中から、ホルンによって導かれる主題が、実に美しい。この交響曲の核になっているメロディだ。
そして、”必ずよみがえるだろう”という言葉で始まる合唱。クロプシュトックの賛歌『復活』とオーケストラが見事に調和し、クライマックスへ向かっていく。
20代で初めて耳にして、最も好きなクラシックの曲になった。その後、一体、何回この曲を聴いてきたのだろう。その度に、新たなことを思い、発見する。
”お前をかつて打ち砕いたものが、お前を神のもとに連れて行くだろう”
Was du geschlagen, zu Gott wird es dich tragen!
この最後の部分を、冷静な気持ちで聴くことは、私には、決して出来ないだろう。
これからも、折に触れて、耳にしていきたい曲だ。
マリス・ヤンソンス指揮、バイエルン放送交響楽団及び同合唱団による、2011年5月の演奏。ソプラノのアニヤ・ハルテロスが、素晴らしかった。
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