後世に、多大な影響を与えた、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲。その第1番から6番までは、28歳だった1798年から1800年の2年間に集中的に作曲された。
この6曲は、必ずしも、この番号の順に作曲されたものではないようだ。
この1800年という年には、交響曲第1番も完成させており、ベートーヴェンにとっては、エポックメーキングな年だった。
当時、ベートーヴェンは、ウィーンでロプコヴィツ伯爵という人物の援助で音楽活動に励んでいた。この6つの弦楽四重奏曲は、この人物に捧げられている。
第1楽章は、Allegro con brio。冒頭のメロディが印象的で、全体的に明るい曲。
第2楽章は、Adagio affettuoso ed appassionato。第1楽章とはうってかわって、静謐な、静かで、厳かな音楽。終盤にかけて、文字通り、情熱的になっていく。完成度が高く、まるで、一篇の短編小説のようだ。
第3楽章は、Scherzo: Allegro molto。再び、雰囲気変わって、軽快なスケルツォ。
第4楽章は、Finale: Allegro。再び第1楽章のメロディが表れる。
2012年5月、若いメンバーが揃った、ベルチャ四重奏団による、ウィーンのコンチェルトハウスでの演奏。
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