2014年7月29日火曜日

シベリウス:交響曲第2番

シベリウスが、1901年に完成させた、2番目の交響曲。シベリウスの交響曲の中では、最もポピュラーなもの。

実に聞き応えのある交響曲で、数ある交響曲の中でも、屈指の名曲。

第1楽章 Allegretto。

勇壮な第1主題と、ややコミカルな第2主題が展開され、複雑な構成。

第2楽章 Tempo andante,ma rubato - Andante sostenuto。

全体的に重々しい。金管楽器と打楽器が効果的に使われて、ダイナミックな音楽も展開される。

この交響全体の中心的な位置を占める。

第3楽章 Vivacissimo - Lento e suave - attacca。

第2楽章のダークな雰囲気が、そのまま引き継がれる。哀愁のある美しい主題も。

第4楽章 Finale.Allegro moderato - Moderato assai - Molt largamente。

第3楽章から続けて演奏される。

冒頭で、勇壮な主題が奏でられる。哀愁に満ちた、第2主題と展開され、壮大なフィナーレを迎える。

2014年4月のN饗の定期公演から。指揮は、ネーメ・ヤルヴィ。

スヴェンセン:交響曲第2番

ヨハン・スヴェンセンは、ノルウェーの作曲家にして、指揮者、そしてヴァイオリニスト。

ニールセンに大きな影響を与えたという。

この2番目の交響曲は、1874年に完成された。

第1楽章 アレグロ。

勇壮で、明るい音楽。

第2楽章 アンダンテ・ソステヌート。

第3楽章 間奏曲:アレグロ・ジュスト。

第4楽章 終曲:アンダンテ-アレグロ・コン・フォーコ。

勇壮な主題を中心に展開され、ドラマティックなフィナーレを迎える。

全体的に、穏やかな内容の音楽で、北欧の雄大な自然と調和するようなイメージ。

2014年4月のN饗の定期演奏から。指揮は、ネーメ・ヤルヴィ。


グリーグ:ペール・ギュント 組曲 第1番

グリーグが1875年に完成させた劇音楽を、1891年に組曲として編曲したもの。

イプセンが、自らのペール・ギュントの劇中音楽をグリーグに依頼したのがきっかけ。

第1曲 朝。

朝の清々しさを表した音楽。ペール・ギュント、といえば、まずこのメロディが浮かんでくる。

第2曲 オーセの死。

短い、静かな曲で、あっというまに終わってしまう。

第3曲 アニトラの踊り。

軽快なワルツ。ヴィオラやチェロが、ピチカートでワルツのリズムを奏でる。

第4曲 山の王の宮殿にて。

こちらも、第1曲と並んでポピュラーなメロディ。ボロディンなどのロシア音楽のような雰囲気。

2012年4月のN饗の定期演奏から。指揮は、ネーメ・ヤルヴィ。

モーツァルト:交響曲第39番

モーツァルトが、1788年に作曲した39番目の交響曲。この39番からの3つの交響曲を、モーツァルトの3大交響曲という。

第1楽章 Adagio; Allegro。

始め、陰鬱な重々しい音楽で始まるが、やがて、流れるようなメロディが聞こえてくる。

第2楽章 Andante con moto。

単純でシンプルな第1主題と、奥行きのあるある第2主題が、見事に展開される。

第3楽章 Menuetto。

メヌエットとは、こんな音楽のこと、といってもいい教科書的なメヌエット。

第4楽章 Allegro。

流れるような軽快な第1主題。最後は、突然に、意表をついたフィナーレを迎える。

2014年2月のN饗の定期演奏会から。指揮は、ネヴィル・マリナー。

モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番

モーツァルトが、1785年に作曲した、22番目のピアノのための協奏曲。

第1楽章 Allegro 変ホ長調。

モーツァルトにしては、ちょっといけていない出だし。

しかし、ピアノの演奏が始まると、そんなことをすぐに忘れさせるほどの、美しいメロディがピアノによって奏でられる。

第2楽章 Andante ハ短調。

瞑想的な、透明感に溢れた音楽。宗教的な敬虔な気持ちにもさせられる。ファゴットとフルートの掛け合いも美しい。

特に、終わりの部分のピアノの音楽は、この上なく、甘美である。

第3楽章 Allegro 変ホ長調 ロンド形式。

一転して、シンプルだが、テンポに乗った、軽やかな音楽。フィナーレも、自然。

2014年2月のN饗の定期演奏会から。指揮は、ネヴィル・マリナー。ピアノは、ティル・フェルナー。


モーツァルト:交響曲第35番『ハフナー』

モーツァルトは、1782年にザルツブルグのハフナー家のために、2つのセレナーデを作曲した。翌年に、そのうちの1曲を交響曲に編曲したのが、このハフナー交響曲。

第1楽章 アレグロ・コン・スピリート。

モーツァルトらしく、いきなる出だしから音楽が跳躍しているイメージ。

第2楽章 アンダンテ。

いかにも、貴族向けの音楽。

第3楽章 メヌエット。

第4楽章 プレスト。

軽やかなフィナーレ。

2014年のN饗定期演奏会から。指揮は、ネヴィル・マリナー。

2014年7月28日月曜日

シベリウス:交響詩『四つの伝説』

シベリウスが、1890年代から1950年代にかけて、改作を繰り返した作曲し続けた、4曲からなる交響詩。

フィンランドの叙事詩『カレワラ』の中にある、レンミンカイネンという英雄にまつわる話を4つの交響詩にまとめたもの。

シベリウスは、当初、ワーグナーの指輪のようなオペラを構想していたが、やがて、リストの交響詩の方が、より自分の理想を形に出来ると考えを変えて、交響詩として作曲した。

第1曲:レンミンカイネンとサーリの乙女たち。

レンミンカイネンが一人の女性に恋し、二人が結ばれるまで。

終止、伸びやかな音楽が続く。

第2曲:トゥオネラの白鳥。

レンミンカイネンが、結ばれた女性と別れ、新しい女性を求めて旅立つ。新しい女性を得るための条件の一つが、白鳥を射ることだった。

オーボエの物悲しいソロから始まる。白鳥をイメージした、ハープの音も聞こえるが、全体を通してゆっくりとした、静かな音楽。

第3曲:トゥオネラのレンミンカイネン。

白鳥を追ったレンミンカイネンが、彼を憎む、盲目の羊飼いに、水蛇によって殺される。

レンミンカイネンの死が、シベリウスのダイナミックな音楽で表現されている。

第4曲:レンミンカイネンの帰郷。

母親の努力によって再生したレンミンカイネンが故郷に帰る。

英雄の復活と帰還を祝う、勇壮な音楽。

2014年2月のN饗の定期演奏会から。指揮は、尾高忠明。

シベリウス:ヴァイオリン協奏曲

1903年に作曲された、シベリウスの唯一のヴァイオリン協奏曲。

シベリウスは、若い頃ヴァイオリニストを目指しており、ウィーンフィルの試験を受けた経験がある。

一度改訂し、その最初の演奏は、指揮にリヒャルト・シュトラウス、ヴァイオリニストにはヨーゼフ・ヨアヒムという夢のようなコンビだったが、ヨアヒムからの評価は、今ひとつだったという。

それが、今では、ヴァイオリン協奏曲の中でも、屈指の名曲となっている。

第1楽章 Allegro moderato - Allegro molto - Moderato assai - Allegro moderato - Allegro molto vivace。

シベリウスは、この楽章の演奏を、”極寒の澄み切った北の空を、悠然と滑空する鷲のように”と支持したという。

その通りに、音楽は、とにかくストイック。一面の銀世界、激しい冬の嵐の中から、聞こえてくるような、そんなイメージの音楽で始まる。

そのダークな感じが、とにかく、堪らない。

第2楽章 Adagio di molto。

第1楽章ほどのダークさは無いが、静かな音楽。

第3楽章 Allegro ma non troppo。

ラテン音楽のような、民族音楽風の印象的な主題を、ヴァイオリンとオーケストラが奏でる。

2014年2月のN饗定期公演から。指揮は尾高忠明、ヴァイオリンは、ワン・ジジョン。

シベリウス:アンダンテ・フェスティーヴォ

シベリウスが、1922年に作曲した弦楽合奏曲。当初は、弦楽四重奏として作曲された。

フィンランドのある製作所の25周年の記念行事のために依頼されたのが、作曲のきっかけだった。

シベリウスは、この曲をいたく気に入り、自分でも度々演奏したという。

とにかく美しい弦楽曲で、同様のチャイコフスキーの弦楽セレナーデでも感じが似ている。

2014年2月のN饗の定期公演から。指揮は、尾高忠明。

2014年7月26日土曜日

ロッシーニ:オペラ『オリー伯爵』

ロッシーニが、フランスで暮らしていた、1828年に作曲したフランス語のオペラ。

十字軍の時代に、ロワーヌ川沿いのトゥレーヌに住んでいたといわれる、好色なオリー伯爵の伝説がベースになっている。

オリー伯爵が、美しいアデル公爵夫人をものにするために、キリスト教の行者に変装して近づくが、逆にだまされて、いっぱい食らわされる、というストーリー。

ロッシーニは、少し前に作曲した『ランスへの旅』が、戴冠式用で、限られた上演機会しか無かったために、いくつかの音楽を、このオペラにも使い回している。

アデル公爵夫人の美しいアリア、オリー伯爵とその小性によるお互いへのライバル心をむき出しにした二重唱、舞踏会での壮大な合唱など、ロッシーニの多彩な音楽を楽しめる。

2009年のロッシーニ・オペラ・フェスティバルの公演。主役のオリー伯爵は、中国生まれで、日本で音楽を学んだ石倚潔が演じている。

ヨハン・シュトラウス2世:オペラ『こうもり』

ワルツ王、ヨハン・シュトラウス2世が1874年にわずか6週間で書き上げたオペレッタ。

ストーリーは、ひょんなことで禁固刑を言い渡された男爵とその妻ロザリンデ、彼女に言い寄る男、小間使いの女性アデーレなどによって巻き起こされる、たわいのないコメディ。

それぞれ内緒で舞踏会に来た男爵、ロザリンデ、アデーレが、騒動を巻き起こす。

それが、シュトラウスの美しいウィーンオペラの調べによって、最高のオペレッタとして仕上げられた。

出演者には、歌唱力はもとより、観客を笑わせる演技力も要求される。

第2幕で、ハンガリーの伯爵夫人に扮したロザリンデが、自分がハンガリー人であることを証明するために歌う、ハンガリー民謡のチャールダーシュが、美しく、楽しい。

その第2幕のもうひとつのハイライト、雷鳴と電光で、出演者全員が音楽に合わせて踊るシーンは圧倒的。この公演でも、しばらく拍手が鳴り止まなかった。

第3幕の最後、この茶番劇を企んだファルケ博士が、すべては自分の復讐”こうもりの復讐”だったことを告げて、男爵がロザリンデに誤って、すべては丸く収まる。

男爵は言い訳に、”すべては酒の中の王、シャンパンのせいなのさ”と嘯いてみせる。

大晦日に起こった出来事が描かれているので、ウィーンでは年末恒例のとして上演される。

カルロス・クライバーによる1986年のミュンヘンのバイエルン州立歌劇場での公演。

クライバーは、このオペレッタを、ウィーン歌劇場では一度も指揮を行っていない。

かつては、オペレッタは格が低いということで、ウィーン歌劇場では演奏されていなかった。その伝統を頑に守っていた。

2014年7月20日日曜日

リヒャルト・シュトラウス:オペラ『ばらの騎士』

リヒャルト・シュトラウスの代表的なオペラで、フィガロの結婚と並んで、私が最も愛するオペラ作品の一つ。

シュトラウスは、それまでサロメ、エレクトラなどの前衛的なオペラを作っていた。

この作品では、モーツァルトのフィガロの結婚をもとにして、もっとポピュラーでありながら、しかも、前衛的な音楽を取り混ぜた、独自のオペラ作品を目指した。

脚本は、当時のウィーンを代表する作家、ホフマンスタール。これ以上、望むべくも無いコンビが、音楽史上における屈指の名作オペラを作り上げた。

作曲した時期は、1909年から1910年にかけて。すでに、ヨーロッパの秩序は、崩れかけていた。

第1幕では、元帥夫人マリー・テレーズとオクタヴィアンとの、愛とすれ違いが奏でられる。

幕の最後で、マリー・テレーズは、オクタヴィアンに、自分がこれから年老いていくこと、そして、彼が、やがて自分から離れていくことを告げるが、オクタヴィアは、その言葉を受け入れられない。

第2幕の冒頭では、そのオクタヴィアンが、ばらの騎士として、ゾフィーと運命的な出会いをする。

その場面での2人の二重奏は、このオペラのハイライト。シュトラウスのメロディメーカーとしての才能が、いかんなく発揮される。

このオペラの悪役、オックス男爵のシーンでは、ウィーンのワルツのテーマが流れる。2幕の終了のシーンで、それが効果的に使われる。

ウィーンを代表する音楽が、オックス男爵の音楽に使われるというところに、シュトラウスのユーモア心が垣間見える。

第3幕では、そのオックス男爵がまんまと罠にはまるが、元帥夫人マリー・テレーズが登場し、彼女なりの結末をこのオペラにもたらす。

悪役のオックスが、壮大なウィーンオペラが奏でられる混乱の中に去り、残された3人の、終わりと始まりが演じられる。

数あるオペラ作品の中でも、このシーンほど美しいシーンは、他に思いうかべることが、実に難しい。

自分の愛人だった若いオクタヴィアンの愛が、若いゾフィーに移っていくことを、悲しく、しかし毅然と見送るマリー・テレーズ。

3人のそれぞれの感情が、ソプラノとメゾ・ソプラノの美しい歌で奏でられる。

マリー・テレーズが去った後に、オクタヴィアンとゾフィーが、自分たちの愛の未来を歌い上げる。

主要な登場人物、元帥夫人マリー・テレーズとオクタヴィア、ゾフィーと悪役のオックスの4人の人物の造形と、それを象徴する音楽が素晴らしい。

1994年、ウィーン歌劇場における、カルロス・クライバー指揮の伝説的な公演。とにかく配役が素晴らしい。

ソプラノの元帥夫人マリー・テレーズにフェリシティ・ロット、メゾ・ソプラノのアンネ・ソフィー・フォン・オッター、ソプラノのゾフィーにバーバラ・ボニー、バスのオックス男爵にクルト・モル。

全体の演出は、伝統的。今後のすべてのこのオペラの公演を評価するのに仕える、スタンダード的な公演だ。

2014年7月19日土曜日

バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番

バルトークが1937年から1938年にかけて作曲した、2番目のヴァイオリン協奏曲。

生前には発表されず、死後、楽譜が発見されたもうひとつのヴァイオリン協奏曲第1番があり、その後、第2番となった。

バルトークらしい、民族舞曲のような音楽が数多く登場する。

その一方で、ヴァイオリンの演奏にも高度なテクニックが要求される。

2010年10月と11月に撮影されたリハーサル演奏から。ヴァイオリンは、ヴァレリー・ソコロフ。デイヴィッド・ジンマン指揮、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団の演奏。

2014年7月12日土曜日

バルトーク:管弦楽のための協奏曲

バルトークが、1943年の作曲した、5つの楽章からなる協奏曲。

交響曲のような構成を持っているが、バルトークは、あくまでも、この曲をオーケストラの中の楽器同士の協奏曲と考えていた。

バルトークは、この時期、作曲への意欲を失っていたが、ボストン交響楽団の音楽監督、クーセヴィツスキーから作曲の依頼を受けて、自信の代表曲となる、この曲の作曲に取りかかった。

第1楽章 Introduzione(序奏)。Andante non troppo - Allegro vivace。

ショスタッコービッチの交響曲にありそうな印象的なメロディが主題になっている。伝統的な感じのする音楽。

第2楽章 Giuoco delle coppie(対の遊び)。Allegro scherzando。

木管楽器、金管楽器を中心としたスケルツォ。

第3楽章 Elegia(悲歌)。Andante non troppo。

ハープと吹奏楽器による幻想的な音楽で始まる。その後、オーケストラ全体で、悲劇的な印象の壮大な音楽が展開される。

第4楽章 Intermezzo interrotto(中断された間奏曲)。Allegretto。

ここでは、明らかにショスタッコービッチの交響曲第7番からの引用が奏でられ、それを自ら揶揄するような、コミカルな音楽が続く。

バルトークのユーモアのセンスが見事に発揮されている楽章。

第5楽章 Finale(終曲)。Pesante - Presto。

まるでネコの鳴き声のような、不思議なメロディが壮大なフィナーレとなって、終わりを告げる。

2011年12月、ブーレーズ指揮、パリ管弦楽団による演奏。ブーレーズ86才の指揮。

バルトーク:ピアノ協奏曲第2番

バルトークが、1930年から1931年にかけて作曲した2番目のピアノ協奏曲。

第1楽章は、弦楽器が全く使われていない。ピアノと打楽器、金管楽器などによる演奏。ピアノも打楽器的に扱われ、激しい印象。

第2楽章では、ピアノと弦楽器だけの演奏。今度は一転して、弦楽をベースにした静かな演奏。

第3楽章では、初めてすべての楽器での演奏、という珍しい構成を持っている。

全体を通じて、高度なピアノのテクニックが要求される。

2011年12月、パリでの演奏。ピアノは、ベルトラン・シャマユ、ブーレーズ指揮による、パリ管弦楽団との演奏。

ヤナーチェク:狂詩曲『タラス・ブーリバ』

ヤナーチェクが、ゴーゴリの作品を元に1918年に作曲した、3曲からなる標題音楽の組曲。

ヤナーチェクは、モラヴィア地方生まれのチェコ人だが、ロシアを中心とした、スラヴ国家の統一を、夢見ていた。

コサックの隊長、ブーリバの二人の息子の死と、ブーリバ本人の死が、3つの曲で描かれる。

第1楽章、アンドレイの死。

第2楽章、オスタップの死。

第3楽章、タラス・ブーリバの予言と死。

最後のブーリバの予言と死という音楽では、ヤナーチェクのオーケストレーションの素晴らしさが、より際立って表現されており、美しい。

2012年10月のトマーシュ・ネトピル指揮、パリ管弦楽団の演奏。

2014年7月4日金曜日

ロッシーニ:スターバト・マーテル

ロッシーニが、オペラ作曲家としては引退した後、1842年に作曲した、スターバト・マーテル。

スターバト・マーテルといえば、敬虔な音楽のボッケリーニのものが有名だが、ロッシーニのスターバト・マーテルは、まるでオペラ名曲集のような趣き。

はっきりって、あまり敬虔な気持ちを起こさせる内容ではない。

明らかに、自分のオペラ作品に似たメロディが登場するので、聞く人は、どうしてもロッシーニのオペラの方を思い出してしまう。

2011年のザルツブルグ音楽祭での演奏から。

ボッケリーニ版のスターバトマーテルの録音でも共演した、アンナ・ネトレプコとマリアンナ・ピッツォラートが、息のあった歌声を聴かせた。

2014年7月3日木曜日

ハイドン:交響曲第104番『ロンドン』

ハイドンが、1795年にロンドンで作曲したかけて交響曲のひとつ。

その中の代表的な曲で、”ロンドン”と呼ばれる。ハイドンにとって、最後の交響曲となった。

第1楽章、アダージョ−アレグロ。ファンファーレのような、壮麗な音楽がメインのパートになっている。

第2楽章、アンダンテ。静かな、穏やかな音楽。

第3楽章、メヌエット:アレグロ。こちらも、第1楽章のような壮麗な、堂々とした音楽。

第4楽章、フィナーレ:スピルトーゾ。軽快なフォナーレ。クロアチアの民謡風な音楽が使われている。

2011年のザルツブルグ音楽祭から。指揮はアントニオ・パッパーノ、聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団による演奏。