1903年に作曲された、シベリウスの唯一のヴァイオリン協奏曲。
シベリウスは、若い頃ヴァイオリニストを目指しており、ウィーンフィルの試験を受けた経験がある。
一度改訂し、その最初の演奏は、指揮にリヒャルト・シュトラウス、ヴァイオリニストにはヨーゼフ・ヨアヒムという夢のようなコンビだったが、ヨアヒムからの評価は、今ひとつだったという。
それが、今では、ヴァイオリン協奏曲の中でも、屈指の名曲となっている。
第1楽章 Allegro moderato - Allegro molto - Moderato assai - Allegro moderato - Allegro molto vivace。
シベリウスは、この楽章の演奏を、”極寒の澄み切った北の空を、悠然と滑空する鷲のように”と支持したという。
その通りに、音楽は、とにかくストイック。一面の銀世界、激しい冬の嵐の中から、聞こえてくるような、そんなイメージの音楽で始まる。
そのダークな感じが、とにかく、堪らない。
第2楽章 Adagio di molto。
第1楽章ほどのダークさは無いが、静かな音楽。
第3楽章 Allegro ma non troppo。
ラテン音楽のような、民族音楽風の印象的な主題を、ヴァイオリンとオーケストラが奏でる。
2014年2月のN饗定期公演から。指揮は尾高忠明、ヴァイオリンは、ワン・ジジョン。
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