ベートーヴェンが、1809年から1810年にかけて作曲した、26番目のピアノソナタ。
告別という名前は、ベートーヴェン自身が名付けたもの。
パトロンにして、ベートーヴェンのピアノの弟子でもあった、オーストリア帝国のルドルフ大公が、ナポレオン戦争のために、一時期、ウィーンを離れることになった。
ベートーヴェンは、その時に作曲していたピアノソナタの3つの楽章に、告別、不在、再開、という名をそれぞれ書き込んだ。
第1楽章。告別、アダージョ、アレグロ。
冒頭のアダージョは、別れの悲しさを表しているようにも聞こえるが、すぐに終わってしまう。その後のアレグロは、むしろ明るい感じの音楽。
ベートーヴェンは、後から、冒頭のアダージョを付け加えたのではないか。
第2楽章。不在、アンダンテ・エスプレッシーボ。
悲しい感じの曲で、告別という名前には、こちらの方が相応しいの。
第3楽章。再開、ヴィヴィアーチェシスマメンテ。
第2楽章かた切れ目なく演奏される。再開の喜びを表すような、いきいきとした音楽。
ダニエル・バレンボイムによる1983年から1984年にかけて行われた、全曲演奏から。
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