ワーグナーが、1840年に完成させたオペラ。
この作品が成功したことにより、ワーグナーは、ドレスデンのオペラ総監督に任命され、その後の大音楽家への道を歩み始めることになった。
オリジナル版では、4時間近い大作のため、通常は、2時間30分ほどに短縮して演奏されることが多い。
古代ローマに実際に存在した護民官リエンティの物語についての原作を、ワーグナーは、最後は自らが助けた民衆に殺される、というドラマティックな物語に改編した。
当時のロマン主義の風潮にあった内容とも思えるし、反民衆、反キリスト教的な内容で、その後のワーグナーの方向性も、すでに現れているようにも見える。
護民官のリエンツィ(テノール)、その娘のイレーネ(ソプラノ)、イレーネを思い続ける貴族派のアドリアーノ(メゾ・ソプラノ)の3人を軸に、物語は進んでいく。
2010年のベルリン・ドイツ・オペラの公演から。
ヒトラーのナチス、リーフェンシュタール、チャップリンの独裁者などの要素を取り入れた、挑戦的な演出がユニークだった。
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