もともとは、それぞれの楽章に表題が付いていたが、マーラーは、誤解を与えるとして、最終的にそれらをすべて削除してしまった。
6つの楽章からなっており、100分を超える長大な交響曲。
第1楽章。力強く、決然と。もとは、夏が行進してくる(バッカスの行進)、という題がついていた。
冒頭のトランペットの短い旋律が印象的。その後にはホルンが続き、行進というイメージを確かに連想させる。
第2楽章。きわめて穏やかに。もとは、野原の花々が私に語ること、という題がついていた。
表題にように、穏やかな音楽で、いろいろな音色が小さな音を奏でる様子が、野原の花々、ということなのかもしれない。
第3楽章。急がずに。もとは、森の動物たちが私に語ること、という題がついていた。
前の楽章に比べると、ややくだけた感じの音楽。最後は、ダイナミックな終わり方。
第4楽章。きわめてゆるやかに、神秘的に 一貫してピアニッシシモで。もとは、夜が私に語ること、という題がついていた。
ニーチェのツァラトゥストラからの詩を、アルトの独唱が静かに歌う。
第5楽章。快活なテンポで、大胆な表出で。もとは、天使が私に語ること、という題がついていた。
子供の不思議な角笛からの詩を、アルト、女声合唱、児童合唱が歌う。第5楽章とは違って、明るい雰囲気。
第6楽章。ゆるやかに、安らぎに満ちて、感情を込めて。もとは、愛が私に語ること、という題がついていた。
静かに始まり、美しい弦楽器の旋律の後、最後は壮大なフィナーレを迎える。
2010年2月、オランダのアムステルダムでのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏。指揮はマリス・ヤンソン。
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