マーラーが、1909年に作曲した、9番目の交響曲。
この後、マーラーは第10番の作曲を始めたが、完成しないまま亡くなってしまったため、この交響曲が、完成させた最後の交響曲となった。
第1楽章。アンダンテ・コモド。
ゆっくりと寄せ返す波のような主題が印象的。全体的に静かで、最後は消え入るように終わる。
第2楽章。緩やかなレントラー風のテンポで、いくぶん歩くように、そして、きわめて粗野に。という不思議な指定がされている。
レントラーとは、南ドイツの舞踏音楽。マーラーらしい、コミカルな感じの音楽。
第3楽章。ロンド、ブルレスケ、アレグロ・アッサイ、きわめて反抗的に。
これまたユニークな指定。諧謔的な音楽の後は、重々しい音楽に変化していく。最後は、テンポを上げて、文字通り、反抗的に終わる。
第4楽章。アダージョ。非常にゆっくりと、抑えて。
マーラーの得意の、人生の哀愁を感じさせるアダージョ。
最初と最後の楽章は、緩やかなアンダンテとアダージョ。真ん中の二つの楽章は、スケルツォ的な、コミカルな感じのレントラーとブルレスケ。というユニークな構成の交響曲。
2011年5月。アムステルダムのコンセルトヘボウでの、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏。指揮は、ベルナルト・ハイティンク。
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