ベートーヴェンが、第11番を完成させたのち、14年ぶりに、1825年に完成させた、弦楽四重奏曲、変ホ長調。
第13番、第15番とともに、ロシアのガリツィン公爵という人物からの注文に応じて作られた弦楽四重奏曲。
実に多くの変調が行われ、古典的でありながら、実に多彩な内容になっている。
第1楽章は、Maestoso - Allegro。マエストーゾ、という実に重々しい始まりだが、やがて、アレグロの美しいメロディが現れる。
シンフォニーにありそうな、ダイナミックな音楽が登場し、この弦楽四重奏曲のただならなさが、感じられる。
第2楽章は、Adagio, ma non troppo e molto cantabile。最初に、静謐な主題のメロディが提示され、これが様々に変奏されていく。
最後の方は、あまりにも繊細で音が小さい。注意して聞かないとわからない。
第3楽章は、Scherzando vivace - Presto 。前半は、典型的なスケルツォだが、後半、突然イメージが変わって、おもしろい。
第4楽章は、Finale。ベートーヴェンのイメージを裏切らない、非常に激しい調子の音楽が所々に聞こえる。
2012年5月、ベルチャ四重奏団による、ウィーンのコンチェルトハウスでの演奏。
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