ベートーヴェンが、1925年に完成させた、13番目の弦楽四重奏曲、変ロ長調。
6つの楽章を持っているが、初演では、最後の楽章のフーガについて、演奏がうまくいかず、ベートーヴェンが後にこの部分を書き換えたため、2つのバージョンが存在する。
第1楽章は、Adagio, ma non troppo - Allegro。アダージョで始まる珍しい楽章。すぐに、印象の深いアレグロのメロディが現れる。その後は、この緩急が繰り返えされる。
第2楽章は、Presto。いろいろな、イメージ的な音楽が登場するが、あっという間に終わってしまう。息抜きのような楽章。
第3楽章は、Andante con moto, ma non troppo. Poco scherzoso。アンダンテでありながら、少しスケルツォ、とこれまたユニークな楽章。ベートーヴェンは、多くの試みを、この第13番で行おうとしたようだ。
第4楽章は、 Alla danza tedesca. Allegro assai。ドイツ舞曲風に。ウィーン舞曲とは、少し違った感じ、ということだろうか?これも、じつに短い。
第5楽章 Cavatina. Adagio molto espressivo。有名なカヴァティーナ。
第6楽章は、Overture. Allegro fuga。不協和音のような音も聞こえてきて、かなり革新的な音楽。
交響曲第9番の歓喜の歌と同じような音楽。晩年のベートーヴェンが追い求めた音楽の、一つのパターンだったのだろう。
続いて、バッハのフーガのような静かな厳かな雰囲気になり、その後は、再び複雑な音楽になる。
2012年5月、ベルチャ四重奏団による、ウィーンのコンチェルトハウスでの演奏。
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