マーラーが、1903年〜1904年にかけて作曲した、6番目の交響曲。
第2番から第5番までは、歌曲が組み込まれていたが、この第6番には含まれていない。
第1楽章は、アレグロ・エネルジコ・マ・ノン・トロッポ。その悲劇的という題名からくるイメージとは違って、勇壮な行進曲風の主題で始まる。
続いて、ロマンチックで情感に溢れた主題が登場し、この2つの主題が展開されて行く。
第2楽章はスケルツォ。重々しい感じで始まるが、やがてマーラーらしいコミカルな内容に。
第3楽章は、アンダンテ・モデラート。哀愁に満ちあふれた、濃密な旋律。次第にクライマックスに続いて行く、その展開が素晴らしい。
第5番のアダージョは有名だが、この第6番の第3楽章も、それに劣らず、実に美しい。
第4楽章は、アレグロ・モデラート。冒頭で、ダイナミックなファンファーレが鳴り響く。30分ほどの長大な内容で、この楽章が、一つの作品のようだ。
最後は、物悲しいファンファーレで終了する。このことから、悲劇的と呼ばれたのだろう。
2010年10月、オランダのアムステルダム、コンセルトヘボウでの、ロリン・マゼール指揮、ロイヤル・コンサルトヘボウ管弦楽団の演奏。
0 件のコメント:
コメントを投稿