ベートーヴェンの初期の6つの弦楽四重奏曲の1つ。1800年に作曲したロ長調の弦楽四重奏曲。
これまでの5つの曲とは、全く違った印象をもっており、ある意味で、この初期のセットの一つの到達点と言えるのかもしれない。
第1楽章は、Allegro con brio。出だしは、ヴァイオリンの軽快な音楽で始まる。これまでの5曲とは全く違った雰囲気。
第2楽章は、Adagio ma non troppo。文字通りのアダージョ。ゆったりとした音楽。第1楽章との対比も鮮やか。
第3楽章は、Scherzo, Allegro。これまた第2楽章とはうって変わって、激しく軽快な音楽。あっという間に終わってしまう。
第4楽章は、La Malinconia, Adagio - Allegretto quasi Allegro。メランコリック、という名の通り、憂鬱な音楽で始まる。”苦悩するベートーベン”というイメージにピッタリの曲。人生の不条理に苦しんでいるような出だしは、やがて軽快なアレグレットによって引き継がれる。
2012年5月、ベルチャ四重奏団による、ウィーンのコンチェルトハウスでの演奏。
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