モーツァルトが、1785年に完成させた、20番目のピアノ協奏曲。ニ短調。単調の協奏曲は、この20番と24番のみ。
第1楽章はアレグロ。モーツァルトの華やかなイメージとは違った、重々しいダークなメロディで始まる。
第2楽章はロマンツェ。この音楽は、モーツァルトが作曲した数多の音楽の中でも、おそらく屈指の名曲だろう。まるで、天上の音楽のようだ。やや悲しげに変化していく、展開部も自然で、美しい。
第3楽章はロンド・アレグロ・アッサイ。天上の世界から、厳しい現実の世界に一気に引き戻されたような、そんな気分にさせられる出だし。
ニ短調からニ長調に変化し、陰鬱に始まったこの単調の協奏曲も、最後は、モーツァルトらしい、明るく壮麗なフィナーレを迎える。
ピアノは、ウィーンを代表するピアニスト、ルドルフ・ブフビンダー。ファビオ・ルイージ指揮、NHK交響楽団の2014年1月の演奏。
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