ベートーヴェンは、1825年に弦楽四重奏曲第13番を作曲したが、最後の第6楽章のフーガがあまりにも難解すぎて、満足に演奏できる演奏者もなく、理解できる人も少なかったので、1826年の11月に、その部分だけを、より穏やかな内容の第6楽章を作曲した。
現在では、その構成を、弦楽四重奏曲第13番と読んでいる。
この第6楽章は、完成品としてではないが、ベートーヴェンが作曲した最後の音楽になっている。ベートーヴェンは、この後、ベットから起き上がれなくなってしまい、翌年に亡くなっている。
その置き換えられた第6楽章は、Allegro。前のフーガとは違った、軽やかな明るいメロディ。
ベートーヴェンの作った最後の音楽としては、あまりに普通、という印象もあるし、逆に、最後の境地は、このような穏やかなものだったのかもしれない、とも思える。
2012年5月、ベルチャ四重奏団による、ウィーンのコンチェルトハウスでの演奏。
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