ラヴェルが、1917年に完成させたピアノ用の同名の曲を、自ら1919年に管弦楽版に編曲したもの。
ピアノ版では、6つのパートから成り立っているが、この管弦楽版では、フーガとトッカータを除いている。
”墓”という部分は訳の間違いで、”〜のために”というのが正しいようだ。
ラヴェルは、晩年、18世紀のフランスの古典音楽に傾倒しており、その時代の作曲家、クープランへのオマージュとして、この曲を構想した。
しかし、その間に、第1次世界大戦への従軍や、母親の死亡などが重なり、曲の内容は、レクイエムのようなものになっていった。
若い頃の、印象派主義的な華麗な音楽ではなく、そうした面影は少し残しつつ、古典の香りがする、独特な音楽になっている。
プレリュード、フォルラーヌ、メヌエット、リゴドン、という4つの曲から構成されている。
特に、メヌエットの音楽は美しい。
フォルラーヌは、北イタリアの古典的舞踏曲、リゴドンは、フランドル地方の古典的舞踏曲と、ローカル色に溢れた内容。
2013年12月の、NHK交響楽団の定期演奏会での演奏。指揮は、シャルル・デゥトワ。
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