ベートーヴェンが、1826年に作曲した、16番目の弦楽四重奏曲。弦楽四重奏曲としてだけでなく、他の形式も含めて、最後の完成曲となっている。
いろいろな、楽章構成を模索してきたベートーヴェンだが、この最後の曲では、伝統的な4つの楽章になっている。
しかも、第3楽章以外は、すべてヘ長調。
第1楽章は、Allegretto。終始穏やかな音楽だが、最後の終わり方が唐突に感じられる。
第2楽章は、Vivace。生き生きとした、若々しい音楽。
第3楽章は、Lento assai, cantante e tranquillo。静かに、瞑想するような音楽。
第4楽章は、 Grave ma non troppo tratto — Allegro。
"Der schwer gefaßte Entschluss"という言葉が譜面に書かれている。直訳すれば、難しく広範囲に渡る決断、という意味で、どんな決断なのかが、いろいろと解釈されている。
冒頭は、重々しく始まり、激しい感情を爆発させたような感じになり、その後は、アレグロの軽快な音楽に変わる。
不協和音のような、耳に少々不快な音楽も表れる。
2012年5月、ベルチャ四重奏団による、ウィーンのコンチェルトハウスでの演奏。
0 件のコメント:
コメントを投稿