ベートーヴェンが、1798年に作曲した、8番目のピアノソナタ。
第14番、23番と並んで、ベートーヴェンの3大ピアノソナタの一つ。
第1楽章 グラーヴェ、アレグロ エ モルト コン ブリオ。ハ短調。
ベートーヴェンのそれまでのピアノソナタとは、全く違う出だしで、一体、この作曲家の中で、何が起こったのか、と考えてしまう。
聴くものの心の不安をかき立て、もっと次が聴きたい、と思わせる、ドラマティックな展開を持っている。
静かな第1主題と、軽快な第2主題のコントラストが美しい。
第2楽章 アダージョ カンタビーレ。変イ長調。第1楽章に衝撃を受けた後で、この楽章を聴くと、再び打ちのめされる。
この音楽を聴く人は、どうしても、自分の心と対話せざるを得なくなるほど、内省に引き込まれていく。
ベートーヴェンの数ある曲の中でも、屈指のアダージョ。
第3楽章 ロンド、アレグロ。ハ短調。哀愁に満ちた第1主題と軽快な第2主題の後で、この第3楽章の音楽は、前の2つの楽章の衝撃を邪魔しない程度に抑えられている。
ダニエル・バレンボイムによる1983年から1984年にかけて行われた、全曲演奏から。
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